おはようございます。しほみんです。
年金って実際どうなんでしょうか?財源は?って話はいろいろありますが、根本的に老後がどんだけもらえるか国民は知らない気がします。
2000万円問題にはこんな感じで突っ込んでいます。
ということで今日は年金についてちょっと話したいなあと思います。40-50代になるとちょっと厄介ですが、今の20代であればほとんどこの状況なのでこれで間違いないと思います。ちなみにこれらは退職金とは別に用意されているのでちゃんともらえますよ!!!
年金は大きく2つのケースがあるのでそれで話します。
1. 会社員の場合
2. 個人事業主の場合
1. 会社員の場合
会社員では、年金は大きく、3種類あります。
厚生年金、企業型確定給付年金(DB)、企業型確定拠出年金(DC)です。
それぞれ解説します。
厚生年金
毎月給料から引かれている厚生年金保険料です。会社員なら必ず入っているものです。
毎月18.3%なのですが、会社と折半なので自分たちは9.15%です。
で、こいついくらもらえるかというと、
生涯の平均年収500万で、35年間働くと、年約160万円です(生涯受け取れる)。なので月約14万円になります。もちろん年収が多かったり働く年数が多いとさらに増えますが、とりあえず生涯年収2億程度で概算してます。
企業型確定給付年金(DB)
こちらは企業が用意している確定型給付年金です。企業が運営していて、自動加入かつ退職時に退会になります。掛け金などは全部会社持ちです。
これは退職した場合、一時金か有限年金として受け取ることができます。1年以上働いたらもらえるのでもしもらってなければもらった方がよいです。
会社によって異なりますが、私の会社では一時金で1600万、有限年金だと月約16万です。また、一時金で受け取ったあと、生涯年金としてもらうことも可能で、その場合月約7万円もらえます。
企業型確定拠出年金(DC)
こちらも企業が用意しているもので、掛け金も会社拠出です。しかし、この運用は自分でやらないとなりません。
これは退職した場合、自分で一時金か有期年金(5-20年)で受け取れます。
私の会社では掛け金は生涯で約300万です。平均リターンは5%とすると、約700万になります。
ということで、実は年金だけで一時金約2300万、生涯年金月16万、または、一時金約700万、生涯年金月23万もらえたりします。まああくまで自分の場合ですが(これにさらに退職金1500万ぐらいがもらえる)。大企業なんだかんだ強いですね。
なので、この環境下ならiDecoは特に不要な可能性は高いです。もちろんインフレリスクとかあるのですが、老後の最低限の保障ならこれで十分だと思います。
会社員でiDecoが必要なのは、DBやDCがない場合です。このときは、厚生年金のみなので積み立てておいた方がよいでしょう。厚生年金だけじゃ足りない可能性が高いのは事実です。
2. 個人事業主の場合
こっちも年金は3種類だと思います。
国民年金、国民基金年金、iDeCoがあります。
自分は会社員なのでこれはわからない....けど制度だけ。
国民年金
月16000円毎月納めます。納めた年数で年金額が決まります。大体年70万ぐらい生涯年金が受け取れます。月6万ないぐらいになります。
ちなみに月200円追加で納めると、200円×(納めた月数)円だけ年間受給額が生涯増えます。これはやっておいて損はないでしょう。
国民基金年金
こっちは会社員の厚生年金部分にあたります。掛け金は最大月68000円で、多分それに匹敵するだけの額が手に入るっぽいです。
国民基金年金と国民年金を合わせれば、会社員の厚生年金に当たるぐらいは手に入りそうです。
iDeCo
これはDBとDCの代わりみたいなものです。自分が月の拠出額を決めて運用していきます。月最大68000円までだった気がします。
まあ、会社がやってくれているところを自分でやらないので少し厄介って感じです。
最後に...
こう見ると会社員って結構守られているんだなあと思いました。ちなみに会社制度によりますが、基本DB,DCは移行可能なので、転職によって消えることはありません。(DB,DCがちゃんとない会社が結構多いのは問題だが)
ただし、勤務年度が短いと積立額が小さい恐れがあるのでその分損するぐらいでしょうか?
まあそれを見積もっても、多分退職金とそのDB,DCだけで年金2000万円問題は解決できてしまうって...
と逆に個人事業主の場合、やっぱり年金は手薄いですね。自分で積み立てて税控除はできるのですが、自分でやらんとだめってことです。
これぐらいの制度は知ったうえで年金は考えていくべきだなと感じましたね。
ではでは。