こんばんは、しほみんです。
東大の話もちょっとは取り入れたいので話します。今日は、東大って卒業するのもなんだかんだ大変だった気がするなってことを話します。ただ、最近制度が変わったみたいなので参考程度にしてください。自分は2011年入学、2015年卒業です。授業は1コマ90分でした。
ちなみに学歴はこの記事で書いています。
日本の大学って入れば出るのは楽って言われます。しかし、東大まで行くと一筋縄ではいきません。制度が邪魔をしてきます。今日はそんなところが分かってもらえたら幸いです。
今日の見出しです。勉強をするような仕組みになっていると個人的に感じます。
1. 前期課程と後期課程に分かれている。後期課程で希望するところに行きたい場合は前期課程で頑張らないとならない。挙げ句授業もきつい。
2. 卒業に必要な単位は160単位。学年によって偏りが激しい。理系だと実験の単位が少ないのでコマ数が多い。
3. 後期になるとほかの大学の4年分の内容を2年でやることになる。つまり内容の密度がすごい。
1.前期課程と後期課程に分かれています。前期が1,2年、後期が3,4年です。
まず、東大は一般的な大学と異なり、入学時点で学部が決まっていません。文系なら文科一類、文科二類、文科三類、理系なら理科一類、理科二類、理科三類に分かれます。最近推薦枠ができましたがその話は省きます。
何が違うかっていうと進学後に学部の行きやすさと合格点が違います。特に理科三類は最難関といわれていますね。まあ、東大行きたいだけなら理科一類が狙いやすいとは言われています。
一応、文科一類は法学部、文科二類は経済学部、文科三類は教育学部、文学部、理科一類は工学部、理学部、理科二類は農学部、薬学部、理科三類は医学部に進学しやすいです。
でまあ無事東大に入学した場合、前期課程として全員教養学部に入れられます。そこで、大学の最低限の教養が学べます。ここは本当に良いところだと思います。
ただ、まずこの前期課程ではある程度勉強しないとなりません。というのも後期の進学先は前期課程の成績が上位な人から自由に選びます。いわゆる進振り制度です。一応優秀であればどこでも行ける設定ではありますが....ということは前期課程は否が応でもある程度勉強しないといきたい学部に行けなくなる事態が発生します。ここがまずつらいところです。
しかも、授業スタイルも教授が話したいことを話す人が多く、何も説明なく授業展開するので何を言っているかわからなかったです。やべーところにきてしまったと思いました。少なくとも自分で勉強できる人じゃないと確実に振り落とされる授業スタイルです。大学ってやっぱ教育機関じゃなくて研究機関だなって感じさせてくれました。
2. 次に、卒業単位が160単位とぶっちゃけほかの大学に比べてかなり多いです。ほかの大学は128単位とかなので....これは間違いなく詰め込み教育の名残だと思います。
うちわけは、前期課程で76単位、後期課程で84単位です。
1年は進振りのため、60-70単位取る必要があります。最初一年で20コマ前後を通年取らないとなりません。
2年は暇です。年間で20単位ぐらいで済みます。(暇すぎて一番遊んでいたと思います)
3年は通年で20コマ近く授業がありました。実習が午後いっぱいあったので単位が少なくて必要単位数取るのには苦労しました。
4年は授業は少なかったですが、卒研と大学院入試があって余裕はなかったです。
とまあこう考えると卒業単位が多くて学校の拘束は強かったなって感じがします。あと学年ごとに必修単位に偏りがあって忙しい暇の差が激しいです。
3. 後期課程になると、専門的なことが多くなりますがそれは通常の大学生の4年分をやります。つまり2年間で倍の量勉強が単純に必要になります。
なので必然的に単位の割に内容が重いことが多いです。自分は地球科学系だったのでまだなんとかなりましたが他の学部の話を聞くと2単位取るために教科書まるごと覚えるとかざらでやばいなって感じです。
まあだから大学卒業って一概には勉強量とかって測れるもんじゃないなって感じです。少なくとも東大にいたらなんかサークル充だけじゃなんともならん気がしたりしなかったり…
とまあこんな東大のシステムはちょっと普通の大学と違っていて卒業は大変だよなって気がします。
ただ改めて思うとそもそもどの大学も卒業するのは楽とかないなあと感じます…なんで大学卒業が楽ってなってしまったのだろうかと未だに疑問を覚えます。
今日はこんなところで。
ではでは。