こんばんは、しほみんです。
月末ですね。今月も旅行行った以外はそこそこ抑えられて生活できたかなって感じです。最近はブログとか仕事とかで結構忙しいのであまり消費もできていないんでまあいいんじゃないでしょうか...(ポケモン買ってもできる未来が見えない...)
資産運用とか家計はまとまり次第書いていこうと思うので、もうすこし待ってください。
今日は税の中でも、身近な消費税について考えてみようと思います。少なくとも自分が生まれてからずっとある消費税ですが、自分なりの見解を示してみようと思います。
今日の見出しです。
1. 消費税はお金持ち優遇の税である。
2. 消費税に便乗して物価が上がったりしている。
3. 消費税は結局社会保険には使われていない。
4. 我々にできること
1.消費税はお金持ち優遇の税である。
えっと、あえて強めに言っています。最近金持ち優遇とか世間は騒がしいみたいなので....
消費税は現在基本10%になっています(食料品、新聞は8%ですが今回は除外します)。
税率が均等だから平等に見えるのですが、使えるお金のそのものの差が大きいとその税負担自体あまり感じにくいので、結局お金持ちにとって痛くないものになりがちです。
例えば、年間5000万使える人は単純に500万円が税金です。よって、4500万円分のものが買えます。一方、年間500万円使える人は50万が税金です。なので450万円分のものがかえます。税金としては確かに450万円分多く払っているのかもしれません。でも、その450万円多く払ったとしても、まだ、十分にお金があります。
つまり、5000万円使える人が感じる500万円の負担と、500万円分使える人の50万円の負担は価値として違うため、同じ税率だとどうしてもこのように負担の差を感じます。
あと、消費税には逆進性があります。
年間1000万だろうと200万だろうと日常に必要不可欠な費用(食費、日用品など)は変わらないじゃないですか。例えば年間その費用で150万つかうとすると年15万課税されます。そうすると200万円の人は15/200 = 7.5%となりますが、1000万の人は15/1000 = 1.5%で普段の消費において取られる税金の割合が変わります。
生活をぎりぎりでしている人にとってはただの増税であり、その負担は非常に大きいことになります。(こっちのほうがわかりやすいですね)
結局、消費税を上げることで均一に税金を取っていくのはお金持ちにとってあまり負担にならず、貧しい人にとって打撃が大きいことになります。
自分も必要なもの以外あまり多くの買い物をしないので消費税は大きな打撃を受けています。ぶっちゃけ、増税してから普通に生活が苦しいと感じるようになりました。
2. 消費税に便乗して物価が上がったりしている。
さっきの話に連動するのですが、消費税が上がった時を狙い目に、しれっと企業側もモノの値段を上げてきたりしてきます。
こういうことされると消費税以上に負担を感じます。今はキャッシュレス決済による減税とかしているのであまり感じませんが、今後再び増税とかあれば、そういうことも多くなるのかなって感じです。
まあもっとも、ステルスインフレが一番きついです。値段を変えず、税率や原価が上がった分、量を減らすってやつです。最近これが増えている気がします。
前はこの値段でおなか一杯になったけど、今じゃ物足りなくなっているみたいな....これをされると自分が知らないうちに満足するためにお金を使うので、物価は上がっていないけどお金の消費は増えているといったことになり、これが続くと気が付かないうちに経済成長もせず、消費が増えてなんか苦しい状態になります。とはいえ日本が最近ずっとそうなのでしょうがないところはありますが。
自分もそんな気がしているのでお金の使い道は一層気を付けています。
3. 消費税は結局社会保険には使われていない。
政治家は消費税を社会保障につかうとか言っていますが結局そうなっていないのが現状です。現に、平成2年が最高税収のまま、ほぼ30年間税収を更新できていません。さらに、この30年間で社会保険料以外は大きく消費している額はあまり変わっていないです。よって、税収がそのまま社会保障につながっていません。社会保障は結局、国債で賄われていることになります。(自分が財務省のサイトから得た情報をもとにそう思っています。詳しくは財務省のHPに行くといろいろわかると思います。)
もちろんこれは長いスパンで見た話しなので短期的では若干変わりますが、正直大枠は変わらないと考えています。そう判断した理由も併せて載せておきます。
・歳出から見る消費(財務省、社会保障についてのPDFから引用)
昭和63年で、社会保障費 10兆円、その他 34兆円
平成30年で、社会保障費 33兆円、その他 42兆円
社会保障で23兆円ふえているにもかかわらず、その他では8兆円しかふえていません。しかもそのほとんどは地方への交付税なので、いかに社会保障が無頓着に増えているかわかります。
・歳入から見る消費
平成3年と30年で比較します。この二つはほとんど同じ税収額です。
平成3年で、所得27兆円、法人17兆円、消費5兆円
平成30年で、所得20兆円、法人12兆円、消費17兆円
こうみると、消費税がただ、所得税と法人税の減税分を補っていることが分かります。
じゃあ、社会保障で増えているお金ってなんだ?ってことなんですが、それが国債になります。
昭和63年 7兆円
平成30年 34兆円
と27兆円増えています。額が若干違いますが、国債で増えているほとんどが社会保障の増大で賄っていることが分かるとおもいます。
ここまで見て最初の結論になります。前の所得税や法人税は累進課税が強かったので、それを減らして減税しています。それを補う形で消費税が増加しました。累進課税を減額していることからも金持ち優遇だなあと思います。そして結局、国債で社会保障を賄っているなと...
4. 我々にできること
一度上げた消費税は戻しにくいです。ですから今後は上げていかないことを考えていくべきです。今の世論は消費税増税に賛成な人が多いで、まずそれは減らすべきなんじゃないかなと思います。そのうえで、今後どう対応するか考えていったほうがいいんじゃないかなと思います。
個人的には法人税とかありだとは思うのですが、企業からの反発がやばそうなので難しいところですね....
とまあ消費税について一通り話してきましたが、やっぱりこれを上げるならほかにやることがあるような気がします。ただ、上がって苦しくなった事実から逃れられないのも事実なので、それをうまくいなしつつこれ以上消費税を上げないように世論を変えるべきだなと思います。
長くなってしまいましたが。ではでは。