おはようございます。しほみんです。
というか日本は平成に入ったあたりから、労働者より株主を重視する傾向があります。
その根拠は、労働者の賃金収入がほぼ横ばいにもかかわらず、配当金は20-30年間で、数倍にもなっている現実です。
これは、労働者の賃金をあげるより、配当金を増やした方が全体のステークホルダー(関係者)を考えたとき、経営効率がいいように考えます。
要するに、労働者より株主が大事。ってことです。これは労働者は知っておくべき事実です。
現に当社もそんな状況が生まれてしまいました。
2021年度の決算。最初は、
売り上げ25%減、営業利益前年比-300%、経常利益前年比-300%、配当 無配
だったのですが、第二四半期終わって
売り上げ20%減、営業利益前年比50%、経常利益前年比-30%、配当 15円
と変えてきました。
これが意味するのは、売り上げは減って、人件費を含むコストを大きく減らして、利益を出しました。その分は、配当として株主に出しますって意味かと感じます。
現に、他よりはましですが、夏ボーナスは減っていますし、冬ボーナスだってどうなるかわかりません(減ったらさすがに怒るが)。私の財務判断では、減らしたボーナス分がちょうど配当金に当たるので、その考えも間違いではなさそうです。
ここまで露骨に見えてしまうと、そう感じるべきです。ということで、もはやおカネというのは持っていれば余計に増えるもの、労働をしてもいっぱい得られるものではなくなったのです。
私はこの社会自体、本当によくないかなとみてます。
弊害はいくつもあって、
・労働者(特にお金がない人)が損しやすい。お金を持たない限り抜け出すこともできない。
・労働者の賃金が安いままなので、機械のコストが高く、効率化が進まない。
・株のことを知っている人たちが、投資をしない労働者を馬鹿にするので、分断が起こる。
ぐらいはありますかね。
最後に....
私はこの傾向よくないと思っても、続くとは思います。現に上記のことは日本では起きてますし、身近で起こると余計感じますね。
だって、上記の弊害を受ける人たちの声が弱いから。
こんな社会をもう少しどうにかしたほうがもっと良くなるのは確かですが、それを進めにくいのも事実。
だから、
個人では、投資をして配当金で生活に備える。
社会全体では、労働賃金、働き方、税制を労働者有利に変えるように強く働きかける
ように動くのがベストとみてます。
ではでは。