おはようございます。しほみんです。
よく日本は外貨を稼がないとならないという話があります。
その理由として、主に2つよく見られます。
1. 日本の国内需だけでは成長しないから
2. 日本の資源が乏しく、自国でまかなえないから
それぞれちょっと見てみたいなと思います。
1に関しては正直微妙です。というのも自国の経済を成長させるためには海外にモノを売りつけるしかないと考えられているからです。自国の中でも需要を作り出して、売りつければいつだって成長します。
通貨というのはそもそも自国の中で自国民のために行ったモノやサービスの供給を評価するためのものであります。そして、外貨というのは外国の人のために提供したモノやサービスを評価する手段であり、自国の通貨に戻すときはただ、単位変換をしているにすぎません。だから、自国の成長は自国内できちんと評価すれ場よい話であり、そして、それが海外から欲しいと思われるようになったら外貨もさらに獲得するが本来の外貨獲得手法と考えます。
いずれにせよ経済成長というのは数字遊びではなく、きちんとモノやサービスを提供したうえで実現するものであり、海外がとやかく入る話ではないです。外貨以前の問題です。
2については確かにその側面はあります。日本では石炭や石油、ガスのような容易な手段によってエネルギーを獲得する手段や金属といった原材料を手に入れる手段が乏しいです。
そのために、日本では、金属といった原材料を手に入れて、加工という付加価値をつけて売りつけることで外貨を獲得して、その外貨を使ってエネルギーも手に入れるという方法は日本を合理的に成長させる意味で正しいです。
ただ、これは海外が何かしらの理由で、日本に対して加工品サービスを受け取らなかったり、エネルギーを売りつけなかったときに破綻することはわかります。
というか今の戦争とかもそういう状況なのです。つまり、海外によって大きく左右されます。
では海外でそういう問題が起きたらあきらめるべきなのか?
そうではなく、その分自国で何とかなるように自国で考えるのが大事です。
例えば、少しコストがかかっても、原子力で補えるようにしておくとか
金属の代わりのモノを探して代替しておくとか。
こうすることで、海外で何か起こっても自国で耐えられるようにしておけばよいのです。外貨は確かに強力ですが、外国は自国とは違う理論を持っています。そしてその時、日本人の持っている外貨というだけで信用されるでしょうか?
こういうところは外貨ではなく自国で頑張らないとだめかと思います。
最後に....
外貨を稼ぐのは確かに大切ですが、頼りすぎはよくないです。
今の日本に必要なのは自国でどうにかすることだと思います。
ではでは。