おはようございます。しほみんです。
また政府のほうは怪しい話をしているのですが、そちらは火曜日にでも更新します(なにがインベストインキシダや)。
まあ私としては会計士の勉強ばっかしているので、ちょっとそちらの話もしていきたいなと思います。
会計士の勉強でよくあるのは、簿記1級をやってからがいいかどうかです。
結論から言うと、やったほうが会計士は効率的に勉強できます。
なぜかというと以下の理由です。
1. 財務会計論、管理会計論の全体像が見える
2. 監査論、企業法も密接につながっているのでヒントを得やすい
1. 財務会計論、管理会計論の全体像が見える
簿記1級の最大のメリットはここかと思います。簿記というものの全体像が見えるので、試験の意味が分かりやすくなります。
商業簿記の分野で一通り決算整理をするのですが、それぞれの決算整理が短答式の個別論点になっています。つまり、短答式ではやるべき処理をしているはずというのがわかります。そうすると短答式で問われていることの理解が比較的容易になりますし、問題の理解が早まります。
会計士の短答式をいきなり勉強すると、簿記の全体があまり見えずにやる気がしているので、まずどの場面で使われるか想定できず、理解が遅れる気がします。
管理会計論も同様です。工業簿記の分野は、原価計算基準に沿ってやるのですが、費目別計算、部門別計算、製品別計算の流れを追えるので、短答式でも何をしている部分かを把握して解けます。
あと、会計士では理論の問題があるのですが、その計算方法をする理由を問われているので、計算方法を知っていれば理論はほぼすんなり入ってきます。そのため、理屈の勉強時間はとにかく減るかと思います。
2. 監査論、企業法も密接につながっているのでヒントを得やすい
よく会計士は4科目あるといいますが、この4科目とも密接につながっています。
財務会計論、管理会計論やっていれば、監査論の必要性は理解しやすくなります。
財務会計論がそもそもミスしやすい、不正もしやすいという構造上、監査論は財務諸表では見るべきところがあるってわかるので。
例えば、貸倒引当金は問題上割合を与えられていますが、どうしてこの割合なんだろうとか考えると監査上で、この割合は妥当か?この割合は設定自由にできるから固有リスクは高いのではないか?じゃあKAMの候補では?みたいに考えることができます。
管理会計論も、その財務諸表の原価となる数値を出すものなので密接ではないですが、間接的に監査論にかかわります。
一方、企業法は会社というのにはどんなルールを置いておかねばならないかを考えるのが大事なのでちょっとずれている感じです。しかし、財務会計論や管理会計論を支えるための基本ルールなので財務会計論や管理会計論も企業法の知識で解けたりします。
このように監査論や企業法のヒントになったりします。
最後に....
とまあいろいろ書いてきましたが、全体像が見えている簿記1級を押さえておいて勉強するとつながりが見えて勉強楽だと思います。
受からなくてもよいかと思います。50-60点でも取れれば最低限は理解しているので次に進める気がします。
しかし、まあこれで短答受からなかったら悲しいですけど...
ではでは。