おはようございます。しほみんです。
お金についてなにかしらのことをすると税金がかかります。ですがその税金のかかり方に大きな違いがあることはご存じでしょうか?
税はほぼみんな関係あるにもかかわらず、認知が少ないのが現状です。ちょっとでも税金について話せたらと思います。
今日は労働収入と投資収入どっちがいいのかという点でフォーカスを当てたいと思います。
今日の見出しです。
1. 労働収入と投資収入でかかる税金
2. 結局どっちが得なのか?
1. 労働収入と投資収入でかかる税金
労働収入でも投資収入でもかかる税金は所得税と住民税になります。
労働収入にかかる税金はまず、所得によります。
所得とは....
年収から必要経費を引いた額。お金を稼ぐにも何かしらの経費はかかるからそれはあらかじめ引きますよって話です。だから、年収より所得は下がります。
で、この度は額によります。所得税は所得に応じて5%から45%になります。また、住民税は一律10%です。よって、所得は15%から55%が税金になります。
所得 195万以下が15%
所得 195万より多く330万以下が20%
所得 330万より多く695万以下が30%
所得 695万より多く900万以下が23%
所得 900万より多く1800万以下が33%
所得 1800万より多く4000万以下が40%
所得 4000万より多くが45%
というふうになります。
所得換算で取られる税率なので、実際の年収からだと結構安くなります。
年収400万-500万だと、7%前後になります。
また、社会保険料は年収に対してとられます。一律大体15%程度です。会社との折半のためこれですんでいるとおもうと高いですね...
まとめると、年収がよっぽど高くなければ、年収換算で、7-10%程度しかとられませんが、社会保険料が15%ほどかかってきます。年収が上がると税率はもっと上がります。
次に投資収入について考えます。
投資収入は売却益、配当金のどちらかになります。
投資収入でかかる税金は一律約20%になります(所得税約15%、住民税約5%)。
ただし、投資収入のうち、配当金をしてられるものは所得と合算して換算することができて、この時の税率は変わります。所得+配当金の額によりますが、7.2%から44%です。
所得+配当金 330万以下が7.2%
所得+配当金 330万より多く695万以下が17.4%
所得+配当金 695万より多く900万以下が20.5%(これより多い額は一律20%の方がお得なので実質20%です)
まとめると、株式の売却益は一律20%、配当金は所得と合算して330万以下が7.2%、695万以下なら17.4%、それ以上は20%です。
2. 結局どっちが得なのか?
年収が少ないと労働収入の方が税率的には有利になります。一方、年収が高くなると投資収入の方が有利になります。
つまり、お金をたくさん増やしたいなら、税率の少ない投資収入を増やしたほうが効率がいいということになります。
ただ、平均的な年収においてはまだ資産収入より労働収入がお得なので、まずは労働収入で確実にお金を増やし、そのお金で資産収入を増やすことが税率的には一番お得だと思います。
最後に...
平均的な年収400-500万程度であれば、まずはお金を稼いで、資産収入が作れるような元手を作ります。そのあとに、資産収入を伸ばしていくと税的に有利になるとおもいます。本当は社会保険料もあるので、何とも言えないですが、社会保険料をどうとらえるかで話はまた変わるのでそれも今度話します。ではでは。