おはようございます。しほみんです。
ちょっと引き続き超頭痛が続いて苦しいのですが、あんまり更新しないと忘れられるので....
実は、株や債券への投資をしているうちに、そもそも投資をしていて、お金を増やすことを目的にしているのはなぜだろうと考えるようになりました。
お金ってなんで増やすべきなのか?お金を持っていてなんだろうか?という疑問がぬぐえなかったのです(まあ投資してもなかなかお金増えなくて負け惜しみって意味もあった)
そこでお金についていろいろ歴史を見ていると、MMT(現代貨幣理論)にたどり着きました。
MMTについては絶賛いろいろ学んでいますが、なんとなくエッセンスはわかったので、ちょっと話そうと思いまとめました。
今のお金って不換紙幣と呼ばれていて金や銀といった価値のあるものとの担保がないです。この不換紙幣は国の信用で成り立っているものであるみたいな話です。それをただちゃんと考えたのがMMTといえます。
MMTとは...
現代の貨幣を説明する論理。
国がまず、そもそも国民に仕事をしてもらうにはどうしたらよいかを考えるのです。
国はなんか仕事をしてもらう代わりにその対価を渡します。これが貨幣です。
で、その対価でしか国は税を取らないようにすればよいのです。
そうすると、国民はこの対価を得るために仕事をします(抵抗する奴は殺すみたいな脅しをすれば人は素直に応じますし....)。
つまり、国はこの貨幣と徴税の仕組みを使って国民を働かせることができます。
まとめると、貨幣自体、人からサービスやモノを受け取ったり渡したりしてやり取りを活発化させるために、国が胴元となって貨幣を発行させていると考える理論になります。
これが第一歩です。というかこれ以外考えがいまのところ思いつきません。
・貨幣は私たちが発行できない。つまり、始まりは絶対に国の発行元が始まっている。
→つまり、国が貨幣を発行する理由を考える必要がある。
・貨幣のやり取りをする理由はサービスやモノを作るため。
→徴税などでその貨幣を持たせる必要がある。
と、考えればすんなり理解できるのかなあと。つまり、貨幣発行の始まりを考えるのです。
そうすると、いままでの貨幣に対する考え方は逆になると思います。
いままでは、自分たちが資産を持っていて国が回収しているのが税みたいな考え方ですが、国は税を回収するために、あえて我々に貨幣という資産を渡していると考えられます。
これは、供給(モノやサービス)を持たせるために、需要(貨幣)を出しているに過ぎないのです。
ここから言えることは、そもそも財源問題というのは存在しない(だって国がそもそも発行しているんだから足りないなら発行すればいいし、貨幣を発行しすぎたら回収すればよい)。そして、モノやサービスを生産して価値を持つ限り、貨幣を発行して問題ない(貨幣供給量は日本のモノやサービスの生産に依存している)。
というのが、MMTの大筋なのかなあと思います。
最後に....
とはいえ簡単には受け入れがたいのかもしれないです。どこが引っかかるとも言いにくいですが。
ちなみにMMTは使うもなにもすでに制度的にはそう回っていると考えるのが妥当です。
多くの人が勘違いしている理由としてはたぶん、そもそももう貨幣が流通している状態が当たり前だからだと思います。そこから考えると、国は貨幣を回収して、なんかやっていると思いがちです。これはちょっと難しいですが考えを見直すところです。
そしてこのMMTからわかるのは、現在の株価は、ただ貨幣が増えているから、株にいっているだけで、実体的な成長があんまりない不健全な成長が見えてきます。
長期投資家にとってはちょっと知っとくべきシナリオかもしれないとは思ってます。これはまた別の日に話します。
ではでは。