おはようございます。しほみんです。
やっぱ、基本的に貨幣について理解してないとだめなんだと思うわけです。
よくある勘違いとして、「お金は石油や石炭といった資源みたいに有限の存在である。」です。こうなると現在の理論って成り立っているのですが、これがおかしいのです。
今現在では、貨幣は事実上無限の存在であるという認識が正しいです。
というか昔からなかったといえばなかったのです。
貨幣というのは、モノをやり取りする際に数値的にどれだけ債務債権があるかを記録するものなのです。
例えば、A,Bさんがいたとき、AさんがBさんにモノを渡すことを考えます。
ここでいう債務は、渡す義務であり、債権は、もらう義務であると考えてください。
このとき、AさんはBさんに「モノ」という債務、「貨幣」という債権を抱えており、BさんはAさんに「貨幣」という債務、「モノ」という債権を抱えていることになります。
つまり、AさんとBさんでやり取りをすると決まって、渡すまでに貨幣の概念があります。渡してしまえば、債権債務はなくなるので消滅します。
なので、事実貨幣は誰でも発生しますし、起こります。
これを多くの人が不特定多数にやったらどうなるでしょうか、貨幣という概念に上限はないはずです。
では、この不特定多数化したときは、いくつか問題が出ます。
例えば、数値としてばらつきが出てしまうでしょう。それを防ぐには共通に貨幣の指標が必要であり、かつ、信用も必要です。
そのために、銀行という貨幣を発行できるところを一カ所にまとめて、そこ以外から貨幣を出ないようにしているってことです。
なので、結局は、その銀行(日本なら日銀)が発行するとなればすれちゃうのです。そこに担保するものはありません。なくても別にいいのです。結果として上記のモノのやり取りさえちゃんと達成されるだけの貨幣があれば、それだけなのです。
最後に....
この「貨幣は無限にある」ことに対して話してみました。
結局概念上は数字に近いんですよね。有限な気がするけど実は無限だよなあと。
少なくとも実際のモノである資源みたいな認識は変えてほしいです。
これを変えるだけで貨幣に対する価値観が大きく変わると思いますよ。そうすれば、お金もおのずとこのモノに対する対価を見つめると思います。
ではでは。