おはようございます。しほみんです。
改めて現金って不思議なものだなと思います。現金というのはここでいう紙幣や硬貨に該当します。
何が不思議かってその紙幣や硬貨それだけで、
1. その表示された分の貨幣額が保証されていること
2. 利子がつかないこと
です。
1から理由を説明すると、会計上資産と負債というのは債権債務の関係であり、必ず相手というものが存在していないと貨幣額の保証はないからです。
でもこの性質があるから経済って大きく回るわけです。だって面倒ですよ。その貨幣となるものの額の証明に必ず誰かを挟まなければならない感じだったら誰も数値評価なんてやらなくなります。
逆に現金を受け取ればその価値自体は担保されるのでそれは簡単にみんなやり取りするってわけです。
2の理由も割と単純です。貨幣というのは普通時の経過とともに利息が付くものであるからです。これは、現金が何かをする権利をすぐに実行できる機能の引換ですかね。こう考えると現金自体は多く持っているべきではないです。
しばらく使わないならば必ず利息の付くもの(例えば、債券、預金)に変換しておいておいた方がいいってことになります。ただ、日本は利息の意味合いを破壊してしまっているので現金の悪さが見えないのが最悪ですよね。
最後に....
現金とはやっぱり特殊なものです。本来あらゆる貨幣性を持つものは債権債務で相手を必要とするのにそれが必要とせず、利子という時の経過による貨幣価値の増大もつかないのですから。
ただ、この存在を示すことで経済は循環していると思うと、基本の性質も大事だけど、その中のぶっ壊れも必要なのかなと思います。自然界で水が不思議な物質なのと同じ感覚かもしれない。
ではでは。