おはようございます。しほみんです。
最近、あんまりセミリタイアの話してないのでたまにはしようかと思います。
自分としては、セミリタイアはあくまで目指す目標の一つであって達成するかどうかは別にどっちでもいいかなという感じです。
というかそんな倹約しても経済活性化しないからセミリタイアって矛盾をはらんでいるんですよね。
そんなことでセミリタイアの机上の空論感を少し突っ込んでみようかと思います。
セミリタイアの机上の空論感のすごいところは以下の二つになります。
1. インフレ率の考慮のなさ
2. 日本経済の実態の見えてなさ
正直、実態の運用利回りとか考えていくのとかも突っ込もうと思えばいろいろあるのですが、この二つはセミリタイアに重要な問題をはらんでいるので書かせていただきます。
1. インフレ率の考慮のなさ
セミリタイアの話を見たりしているのですが、インフレ率を全く考えていない気がします。普通の経済であれば、インフレしない方がおかしいので、生活費は徐々に上がるはずです。
なのに仮定の時点で生活費がずっと一緒のままとか、今の生活費のままで生きていけるとか。そんなのさすがに見積もり甘いかなと思います。
2. 日本経済の実態の見えてなさ
1とも関連するのですが、仮定が甘すぎるんですよね。まあもっともディスインフレな世の中でかつなんか物が簡単に入るからこうなるんだと思うのですが。
日本経済どう考えても今のまま維持できないです。10年後にはもっとまずいことになっている可能性は高いです(具体的にはGDP減少による株式収入低下と輸入依存によるインフレ率のダブルパンチ)。日本経済がそもそも上向かないとこのセミリタイア自体成り立つ思想ではないです。
それなのにお金だけで解決できるというのはあんまりなあという感じです。
最後に....
別にセミリタイア自体は否定したくないですが、勧めるにしてももう少し話を突き詰めてから話したほうがいい気がします。
特に投資部分ではよく話がありますが、消費部分についてはよく見極めるべきです。投資と消費のバランスを極端に変えたセミリタイア手法はあんまりおすすめはできないです。
ではでは。