おはようございます。しほみんです。
預金ってよく投資と思われがちな気がするんですが、よくよく考えると投資ではないですよね。
投資の概念って財産がほかの人に移転していて自分だと取り出せない状態の財産を指すと思っています。
株式、債券なんて典型的ですよね。
株式は出資を示し、株という単位だけ投じているからその代わり配当や財産分与、議決権を持つことができる。この財産を自分の都合で回収するときは誰かに株式を譲渡しない限り現金は入りません。
債券は借入を示し、この金額だけ借りたから利息をもらうことができる。この財産も自分の都合でやめるときもやはり誰かに譲渡しないと現金は入りません。
一方、預金はどうでしょうか。
これ、現金を電子上のデータに変えているだけです。逆に言えば電子上のデータを実際のクーポンとなっているのが現金です。なので、いつでもほしいときにもらえるのです。預けているだけって感じです。これは銀行に貸しているとは言えません。
ここは明らかに一線を画していると思います。
そうみると預金は投資とは関係のないんですよね。どっちかというと投資などを含めたお金のやり取りをするための循環物です。
そんな銀行の預金でも利息が付きます。これを貸しているから付くと思われているのが誤解の始まりな気がします。ではこれは何かというと、多分預金のシステムを維持するために預金した状態を維持してほしいと考えたのでつけたものでしょう。本来預金の性格を考えれば不要なものです。
預金というのは銀行が持っている現金より莫大です。よって全員に預金を下ろされると銀行は現金を払えません。これを防ぐために利息を付けて貸し付けのように見せて持っていてもらおうと考えたんじゃないでしょうか?
もちろんこれは私の推測ですが、少なくとも債券のような借金からくる利息とは違う性格を持っていると感じるのです。
最後に....
以上のように考えると預金って投資とはまた一線を画したものかと思います。
利息については考える余地がありますが、利息は金融性格を持つためになんか付けたって感じだろうと推測します。
これを踏まえて、預金は確実に資産を保全したい場合に使い、
投資(株式や債券など)は資産を使ってさらに財を増やす場合に使うのがいいと思います。
ではでは。