おはようございます。しほみんです。
あんまりにも最近暇なので、簿記1級取得に向けて頑張っています(なのでまだとれていない)。
とりあえず簿記1級でやるべき範囲を終わらせたので、簿記1級と2級の違いを話します。
簿記1級は、商業簿記・会計学、工業簿記・原価計算の4つに分かれており、各25点ずつで、70点以上かつ全科目10点以上取れれば合格になります。時間は商業簿記・会計学で90分、工業簿記・原価計算で90分です。
きょうの見出しです。
1. 簿記1級の最大の特徴
2. 1級は必要かどうか?
3. 勉強はきつい
1. 簿記1級の最大の特徴
簿記1級の最大の特徴は、ずばり、「キャッシュフローの割引率という未来の概念が加わる」ところです。
簿記2級までは、
商業簿記は、決算前整理残高から整理して決算が作れる
工業簿記は、基本的な原価計算の流れが分かる
程度で十分でした。そして、これらは現在の話でほぼ済むので、時間の概念がないのです。
ただ、1級は違います。1級には新たに時間の経過とともに金銭価値は下がっていくという前提の下で、割引率が適応されます。これによって未来にかかる資産、負債も現在価値ベースで見積もることができます。
これによって物事を深く考えることができます。
例えば、商業簿記では、リース資産
2級だと定額法のオペレーションリースぐらいしかないのですが、1級だと、年々のリース料は同じでも、時間が経過することによって金銭価値が下がるのでリース的には安く借りれます。その分利息も安くなり、返済できる価値が年々変わるのです(ファイナンスリース)。
たまにヘッジ会計など、1級ならではの論点はありますが、1級で追加された概念は大体将来キャッシュフローや将来のことも踏まえた概念が多いです。
工業簿記も、基本の流れは変わりません。
ただ、今までの生産実績から原価を考えていく際には生産計画や事業計画が必要になり、その未来のための計画を考えることが新たに加わります。ただ、事業を考える上では重要な概念で必要な気がします。
2. 1級は必要かどうか?
1級全部の知識が必要な人は少ないかもしれないですが、部分的には必ず必要な分野があります。少なくとも事業計画を考えたり、将来性を見るには知っておいて損のない概念は非常に多いです。いったんどこかで聞いておけば、金融に関する理解は深まると感じます。
特に、未来を見据えて考えを巡らせる人(経営者や役職)は、知っておくべきことなんだろうなと感じます。
3. 勉強はきつい
未来の概念が入るせいで、不確定性などがあがり、やることが膨大になっています。
さらに2級では簡単な処理しかなかったので、現在の話でも結構厄介な計算が増えます。
なので、勉強はきついです。普通に覚えること多すぎる。
ただ、工業簿記は2級の流れを正確に理解していれば、少し込み入った計算しかないので結構楽といえば楽です。
最後に....
まあ一通り簿記1級の内容遣った感想なので、これからとれるように詰めていきます。
大雑把な把握ですし。もうちょいやって色々みたいですね。
キッツいんですが、その分株式を深く見れますし、社会自体をなんとなく俯瞰できるので確実にとりたい資格です。
ではでは。